脳にできた腫瘍そのものによる後遺症、命を救うために受けた治療の後遺症です。
・治療直後から潜在的に抱えていことが症状として表面化するまでに時間がかかるため見逃されているケースもある
→ 小児脳腫瘍経験者のもつリスクについて十分な理解が進んでいない
他の専門家への紹介や対応が遅れ、経験者のQOLに影響
・脳に疾患を抱えたために原因が複合的であり二次障害につながる
→ 学校や医療機関と連携、家族に対しても地域支援が必要となる
・内分泌障害や高次脳機能障害といった「目にみえない障害」
◆内分泌障害
専門医はどこに?
適切な経過観察
早期発見・早期診断
適切な補充療法と予防的ケア
健康感を大切に
自己管理・健康教育
専門機関はどこ?
診断と正しい知識
特性を知る
リハビリは自己選択から
「周り」から変わる
対応と支援策を学ぶ
地域福祉サービスの利用
病気そのもの、体調面は主治医の先生。
でも、目の認知、耳の聞こえなどに違和感を感じたら、親は一体どこに相談に行けばいいのでしょうか?
小児の高次脳機能障害の専門医って調べたら遠くて行けない。
学校の復学はどうしたらいい?
復学後も我が子はどこで過ごす?普通学級?支援学級?それとも特別支援学校?
多岐に渡る晩期障害を負った子供たちにぴったりの専門家がいない中、次々と対応に追われる私たち親が、地域の福祉サービスや教育相談などを利用して、具体的な支援・対応に結びつけ、患児を育む環境を作っています。
十分な対応ではないかもしれませんが、みんなの声を参考にあなたのお子さんのヒントにしていただければ幸いです。
将来的には、親が全て対応するのではなく、医療ソーシャルワーカーのような方からこのような情報提供があり、コーディネートの役割を果たしてくださることを願って・・・